第97回選抜高等学校野球大会(通称・春の甲子園)で、選抜初出場となった「エナジックスポーツ高等学院」ですが、創立まもないことや高校らしからぬ変わった学校名から話題になっています。
先日21日に行われた選抜の1回戦は「至学館」相手に、
「8―0」で勝利し、ノーサイン野球も話題になりました。
そんなエナジックスポーツ高等学院の、のびのびした野球を見て、
「エナジックスポーツ高等学院ってどんな学校なんだろう?」
「カタカナだらけの名前が気になる」
『「怪しい」や「ずるい」って評判を聞いたけど、これって本当?』
などと気になったのではないでしょうか?
結論、グローバルな活躍ができるよう英語の勉強に力を入れている、また清掃など地域に貢献する活動も行っている、スポーツに特化した高校でした。
そこで今回は、エナジックスポーツ高等学院の口コミを調査し、一体どんな学校なのか、
また「怪しい」「ずるい」という評判は本当なのかについてまとめていきます。
エナジックスポーツ高等学院の口コミからどんな学校なのかを調査!

口コミからスポーツの評判だけが良い学校ではないことが判明!
冒頭の結論を詳しく記載すると、エナジックスポーツ高等学院には次のような特徴のある高校でした。
- グローバルな活躍ができるよう英語の勉強に力を入れている
- 清掃など地域に貢献する活動も行っている
- 2025年3月現在は野球とゴルフに特化した学校
グローバルな活躍ができるよう英語の勉強に力を入れている
エナジックスポーツ高等学院は「グローバルに翔たくという大きな夢を抱いてほしい」という思いから、
経験豊富な先生による英語教育が充実しています。
その結果、英語を話せる生徒が多いという特徴があります。
2024年には、龍山 暖(たつやま はるき)さんが、ドラフトで埼玉西武ライオンズに入団し、
エナジックスポーツ高等学院・硬式野球部初となるプロ野球選手が誕生していますので、
今後メジャーに行きたい生徒が出てきた場合にも、英語が話せることの海外に行くハードルを下げることに繋がりますね。
清掃など地域に貢献する活動も行っている
エナジックスポーツ高等学院は全寮制で、後者は小学校跡地を利用していることもあり、海などの清掃活動などを通じて地域の方へ貢献を行っています。
「どんな生徒も大きな声であいさつしてくれるので気持ちが良い」という口コミもあり、
選抜初出場も相まって、エナジックスポーツ高等学院・硬式野球部を応援している方は多いです。
2025年3月現在は野球とゴルフに特化した学校
エナジックスポーツ高等学院は、2025年3月現在は硬式野球部とゴルフ部の2つの部があります。
ゴルフ部はインスタグラムなどで情報は発信も行っています。
2025年度からは、駅伝部やボウリング部、卓球部も発足する予定ということなので、
さらに多方面で活躍する場が増えるので、エナジックスポーツ高等学院の名前を聞く機会が多くなるかもしれませんね。
「怪しい・ずるい」って評判はどこから来ているのか?

エナジックスポーツ高等学院は、次のような点で「怪しい・ずるい」と言われているようです。
- 2021年に通信制高校サポート校として開校した経緯があり、いわゆる一般的な高校ではなかったため
- 2022年に硬式野球部が創部し、創部3年目という短期間で選抜に出場したため
- エナジックスポーツ高等学院は企業が母体となっているため、トレーニングなどの環境にお金を十分にかけられているイメージがあるため
学校名にも、スポーツと付いているので、国語や数学といった授業が少なく、スポーツしかしていないという印象が強いのかもしれませんね。
上記の点について、1つ1つ解説していきます。
2021年に通信制高校サポート校として開校した経緯があり、いわゆる一般的な高校ではなかったため
2021年の開校当初は、文部科学省が設けている、全日制の高校として運営するために必要な校舎や職員の数などの項目をクリアできなかったという経緯があり通信制高校サポート校として開校しました。
2024年に上記などの項目をクリアし、現在は私立の高等学校になっています。
エナジックスポーツ高等学院の学校名の由来は、
還元水などを扱う医療・健康機器の開発メーカー「エナジックグループ」から名付けられています。
そのため、カタカナがだらけの学校名になっているのですね。
また現在は高校ですが、開校当初はサポート校だったため、
「エナジックスポーツ高等学校」ではなく「エナジックスポーツ高等学院」という名前になっているようです。
2022年に硬式野球部が創部し、創部3年目という短期間で選抜に出場したため
硬式野球部、創部3年目という短期間で選抜に出場したこともあり、
「さすがに早すぎでは?」
「何か裏が無いと無理でしょ!怪しい・・」
「ずるいことしているんじゃないの?」
と考えている方もいるようです。
また沖縄県には「興南高校」という沖縄の高校野球を有名にした第一人者的な名門校があったり、
1999年春に甲子園で優勝した「沖縄尚学高校」もあり、この2つの強豪校の存在があるにもかかわらず、
短期間で選抜出場したことも「怪しい・ずるい」の評判に繋がっているようです。

創部3年日というと、高校1~3年生が出揃う時期で、これからって時期にも思うけど?

大躍進した裏には監督の存在が大きかったようだよ!
創部3年目で選抜出場した理由として、神谷嘉宗監督の存在が大きかったようです。
神谷監督のインタビューで、初年度から強い選手が入ってきた訳ではなかったが、
「3年以内に甲子園に行く」ということを情熱を持って、周りに話したことで、
周辺の方からの協力を得られ、次第に強い選手も入ってきてくれたそうです。
「ホラでもいいから一生懸命行動で示して、突っ走れば誰かが応援してくれる。」という言葉を読んだ時に、
口では簡単に言えるけど、実行することは簡単ではないなと個人的に感じました。
また神谷監督はこれまでに就任した高校で文武両道を実践してきた指導者で
それはエナジックスポーツ高等学院にも受け継がれています。
硬式野球部の生徒たちは、朝6時からの練習前の1時間を自習にあて、
朝練終了後の朝食後にも勉強しているといいます。
その結果、1期生全員が情報処理検定1級、プレゼンテーション検定1級を取得しています。
神谷監督の中には、プロに行けなかった生徒や、
プロに入っても3年くらいで辞めてしまった生徒のことを考えて、資格取得に力を入れているようです。
スポーツのプロを目指す高校であっても、それが叶わなかった場合に備えて、
仕事に有利になる資格を取得するというのは、とても現実的で生徒の人生まで考えているからこそだなと思います。
エナジックスポーツ高等学院は企業が母体となっているため、トレーニングなどの環境にお金を十分にかけられているイメージがあるため
高校の母体が企業だと、お金をかけて生徒たちを強い選手に育てているイメージにもなりますが、
実際のところは少し事情が違うようです。
エナジックスポーツ高等学院のHPを見ると、下記画像があり、トレーニング器具が充実しているイメージを持ちましたが、グラウンドは小さいそうです。

高校は小学校跡地に建設されているため、グラウンドは内野程度の広さで、またグラウンドの形が長方形ではないため、打撃練習などはできないようです(打撃練習などの実践形式の練習は球場を借りて練習している)
走り込みは近くの海岸を使っているとのことなので、練習に適した場所を見つけ工夫して練習しているとのことです。
海岸で練習していることもあって、海での清掃活動を行っているのでしょうね。
ないものねだりをせず、あるものの中で工夫して練習するというのは、
どのような環境にも適用できる力を養ってくれそうです。
エナジックスポーツ高等学院・硬式野球部についてのSNSの声
ここからはエナジックスポーツ高等学院・硬式野球部についてのSNSの声を紹介いたします。
SNSでは、選抜初勝利を祝っている投稿が多かったですが、
他には、
- 校歌が校歌らしくなくて良い
- チャンステーマ(チャンテ)の曲がカッコ良くて、選手たちのテンションが上がるだろうな
- エナジックスポーツの野球を初めて見たけど、ファンになった
といった声がありました。
話題の尽きないエナジックスポーツ高等学院・硬式野球部ですが、
選抜2回戦が3月25日にあります。
2回戦も勝利して、甲子園に旋風を巻き起こすことが出来るのか楽しみです!
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