「寺地拳四朗選手は、チャンピオンとして弱い?強い?」
「インスタやXでは、かわいいところが見れて、ボクシングは詳しくないけど寺地拳四朗選手は好き」
「寺地拳四朗選手は、試合中とプライベートとのギャップのあるところが良い」
上記のように思っているファンの方は多いかもしれませんね。
結論、寺地拳四朗選手は、試合での強いチャンピオンの姿とプライベートでのかわいい、癒し系の姿を持ち合わせた魅力の多いボクサーです。
寺地拳四朗(てらじ けんしろう)選手は、アグレッシブな試合を行う一方、インスタなどのSNSの投稿では、少年っぽい笑顔でピースをしている写真などを投稿していたりと、いわゆるイカツイ怖いボクサーではなく、等身大で身近に感じさせてくれるボクサーです。
そんな寺地選手について、ボクサーとしてチャンピオンとして、強い選手なのか、はたまた弱い選手なのかを戦績や性格などから分かりやすく解説していきます。
寺地拳四朗の戦績
寺地拳四朗選手の戦績は下記になります。
試合数 | 勝利数 | 敗北数 | |
アマチュア | 74戦 | 58勝(20KO) | 16敗 |
プロ | 全26戦 | 25勝(16KO) | 1敗 |
アマチュア時代から全国区で有名な選手でしたが、プロになってからは更に強さに磨きがかかっている印象です。
プロでの一敗は矢吹正道選手との試合ですが、その後、矢吹選手とのリベンチマッチの末、KO勝利をおさめています。
アマチュア時代
寺地拳四朗選手は、アマチュア時代からその才能を発揮していました。
アマチュア戦績は「56勝16敗」と優秀な記録で、彼の鋭い攻撃力と高い精神力を物語っており、特に国体でのライトフライ級優勝や全日本選手権での準優勝といった輝かしい成果が印象的です。
寺地選手は高校時代からボクシングで頭角を現し、インターハイへの出場経験を重ねましたが、その中で特に目立つのが高校3年生の際に、後に世界的な名選手となる井上尚弥選手との対戦です。
この試合では敗北を喫しましたが、寺地選手にとっては大きな学びと成長のきっかけとなり、強い選手と競り合うための重要な経験となりました。
大学時代もボクシングに熱心に取り組み、関西大学在学中に国体で優勝したことで全国的な注目を浴びました。
このような実績により、寺地選手はアマチュア時代からプロへの道を強く意識される存在となり、多くのファンに期待されていました。
プロボクシング
寺地拳四朗選手のプロボクシングでの戦績は、2025年6月時点で26戦25勝(16KO)1敗という、非常に優れたものとなっています。
寺地選手は2014年8月にプロデビューを果たして以来、日本国内外の強豪選手と対戦し、数々のタイトルを獲得してきました。プロキャリアにおける最大の特徴は、テクニックと戦術に優れたスタイルと、的確なパンチを軸にした「アウトボクサー型」の戦い方です。
プロデビューからわずか2年後の2017年5月、寺地選手は当時のWBC世界ライトフライ級王者ガニガン・ロペス(メキシコ)に挑戦し、判定勝ちで王座を奪取。この勝利により、プロ10戦目での世界王座獲得という快挙を達成しました。
その後、WBC王座の8度の防衛に成功し、日本ボクシング界でも屈指の安定王者として評価されました。
しかし、2021年9月には矢吹正道選手との防衛戦でTKO負けを喫し、プロ初黒星とともに王座陥落。この敗北は寺地選手のキャリアにとって大きな転機となりました。しかし、2022年3月のリマッチで矢吹選手にKO勝利を収め、王座奪還に成功。再起戦での圧勝劇は、ファンや専門家から高く評価されました。
その後も寺地選手は進化を続け、2022年11月にはWBAスーパー王者・京口紘人との日本人対決に勝利し、WBAとWBCの統一王者となりました。続く2023年、2024年にも王座を防衛し、ライトフライ級のトップに君臨し続けています。
このように、寺地拳四朗選手のプロ戦績は数字だけでなく、その内容・相手レベル・再起力という面でも高く評価されるものであり、現在の日本ボクシング界を代表する世界王者のひとりです。
アマチュア・プロを通じて、井上尚弥選手や矢吹正道選手などに敗北をしていますが、その敗北をきっかけに、弱い自分と向き合ったり、ボクサーとしての弱さを克服して、異次元の強さに辿り着いたように感じます。
寺地拳四朗の性格は?サイコパスと言われている理由とは?
寺地拳四朗選手は、その卓越したボクシング技術だけでなく、ユニークで親しみやすい性格でも知られています。
リング上では冷静沈着で、相手の動きを的確に読み取る鋭い頭脳派の一面を見せる一方、普段の彼は非常にフレンドリーで人懐っこい姿勢を持っています。特に周囲の人々からは、笑顔を絶やさない「スマイル・アサシン」の愛称で親しまれ、彼の謙虚な態度が多くのファンや関係者に好感を与えています。
彼はまた、子どもの頃から明るく楽しい性格で知られ、友人や家族の前では無邪気な一面も持ち合わせています。
特に彼がボクシングを嫌々始めたというエピソードは有名ですが、やがてボクシングが自身に適していると気づき、情熱を持つようになった過程には、彼の柔軟性と適応力が伺えます。
一方で、自らを飾らず自然体でいることを大切にしており、その飾らない魅力がファンの心をつかんでいます。
SNSやインタビューではおちゃめな一面を見せることもしばしばありますし、仲間の選手やトレーナー、記者たちからも「気さく」「優しい」「真面目」といった人柄が評価されています。
父親である元日本王者・寺地永さんの厳しい指導のもと育ち、礼儀や努力の大切さを徹底的に学んできたことも性格に表れているのだと思います。
さらに、寺地選手はプロ選手としての高い責任感を持ちながらも、「楽しむこと」を大切にしていると語っており、この心構えは彼がプレッシャーのかかる場面でも結果を出せる理由の一つです。
寺地拳選手は意外にも「サイコパス」とネット上で言われてしまうことがあるようです。
それは、寺地選手は、リング上では冷静沈着で表情を崩さず、相手の動きを淡々と分析しながら的確に打ち込むスタイルから、「感情を見せない=サイコパスっぽい」といった印象を持たれることがあるためです。
特に2022年の京口紘人選手との統一戦では、相手が気迫を前面に出して戦う中、寺地選手は無表情かつ静かな闘志を貫き、戦術で圧倒しました。このクールさがネットで「怖い」「サイコパスみたい」と冗談交じりに話題となりました。
試合中はプライベートとのギャップも大きいため、冷静沈着なボクサーの姿は、よりサイコパスに見えてしまうのかもしれませんね。
寺地拳四朗はかわいい?
寺地拳四朗選手は、童顔な顔立ちや小柄な体系、謙虚な性格から「かわいい」と言われることが多いです。
寺地選手が「かわいい」と言われる理由のひとつに、その若々しい顔立ちがあります。
彼寺地選手の顔は童顔で優しい印象を与え、リング上での迫力ある姿とのギャップが魅力的だと多くのファンに注目されていて、「ベビーフェイス」としても親しまれています。
特に笑顔は、「スマイル・アサシン」と呼ばれるほど人々に好感を与え、この愛称は、リング内で冷静かつ鋭い攻撃を見せる彼が、日常生活では明るく親しみやすいキャラクターであることを示しています。
そして、ライトフライ級という階級に適した小柄な体型が「かわいい」をより強調しています。
寺地選手のかわいさはその見た目だけでなく、性格にも深く関連しています。
寺地選手は謙虚な態度で知られ、試合後には観客や関係者への感謝を忘れない姿勢を見せています。この姿勢が、彼をさらに「かわいい」と言われる理由のひとつになっています。
また、リング上での圧倒的な強さと日常生活のリラックスした態度のギャップも、大きなポイントです。リングでは冷静で攻撃的な一方、普段は親しみやすく、ふとした場面での可愛らしい仕草や言動が注目されています。
他にもインタビューやSNS、YouTubeなどで見せる姿はまるで別人のように柔らかく、素朴で人懐っこさがあり、「かわいい」と評される理由になっています。
例えば、試合後のインタビューでは笑顔で飄々とした受け答えをし、時には関西弁でボケを入れるなど、プロの世界王者らしからぬ「ゆるさ」を感じさせる一面がファンの心をつかんでいます。
またテレビ出演などでは、関西弁を交えた飾らない喋り方をし、ちょっとした発言が「素で面白い」「天然っぽくてかわいい」と評されることも多く、真面目に答えているのにズレた返しになってしまうなど「どこか頼りなさそう」「ゆるキャラみたい」とすら思わせるほどの脱力感に、ファンは「癒し系」「守ってあげたくなる」と母性本能をくすぐられています。
これらの言動が、SNSでは「WBC王者なのに、少年のような素直さがある」「コメントが毎回マイペースでかわいい」と言われ、チャンピオンらしからぬ等身大の姿に「ギャップ萌え」するファンが続出しています。
また、公式YouTubeチャンネル「拳四朗チャンネル」ではボクシングだけでなく、ゆるい日常や食事シーンなどを配信しており、飾らない人柄がそのまま伝わってきます。
強いチャンピオンであるはずなのに、プライベートではボクサーとは思えない癒しキャラが、寺地選手の魅力になっています。
プライベートを見ると弱いボクサーのように見えるけど、試合では無類の強さを誇っている、そのギャップにファンはやられてしまいますよね。
寺地拳四朗は弱いに関するSNSの声
ここでは「寺地拳四朗選手は弱い」に関するSNSの声を紹介いたします。
・・・のハズでしたが、SNSの投稿には「寺地拳四朗選手は弱い」といった投稿はなく、下記のように寺地選手の強さに関する投稿ばかりでした。
寺地選手は、防衛数が15度以上という点からも間違いなく名チャンピオンだといえますが、チャンピオンというだけでなく、その見た目や人柄も魅力的です。
ボクサーとしても、アウトボクサーながらもテンポの速い攻めなどアグレッシブなファイトスタイルが魅力的で、ファンを惹きつける試合をしてくれます。
PFPにランキング入りし、ますます注目度が上がっている状況ですし、これからも強いボクサーと癒し系のキャラのギャップでファンを魅了していくことを応援しています。
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