中谷潤人の対戦相手は弱い?世界戦の戦績から分析した結果!

中谷潤人の対戦相手は弱い?世界戦の戦績から分析した結果! スポーツ

「中谷潤人に勝てるヤツなんている?」
「中谷潤人が強すぎて、相手選手が弱く見える」
「もしかして中谷潤人の対戦相手って、そもそもそんなに強くない?」

こんな風に考えている方は案外多いかもしれません。

結論、中谷潤人選手の対戦相手は、元チャンピオンや世界戦を経験している選手など、決して弱い相手ではありませんでした。対戦相手が弱いと感じさせてしまうほど中谷潤人選手は強いボクサーです。



井上尚弥選手と比べると対戦相手にネームバリューがないため「対戦相手が弱いのでは?」と話題に上がることがありますので、中谷潤人選手がこれまでに世界戦で戦ってきた対戦相手を中心に分析していきます。




中谷潤人の対戦相手は弱い?世界戦の戦績から分析した結果!


まず中谷潤人選手の対戦戦績は次の通りです。

  • プロボクシング:30戦 30勝 (23KO) 無敗
  • 世界戦:10戦10勝(8KO)無敗



世界戦の戦績は、10戦10勝(8KO)と負けなしで、バンタム級転向後は4連続KOと無類の強さを発揮しています。
世界トップクラスの選手たちを相手に、この戦績はスゴイですよね!

また、中谷選手の強さが際立つあまり、対戦オファーが「ほぼ全滅」だったという報道もあったので、彼と戦うことを避ける選手が多いことも分かります。

対戦相手が弱くない点について、具体的に見ていきます。

例えば2023年5月に対戦したアンドリュー・モロニーは、元WBA世界スーパーフライ級暫定王者であり、世界的にも評価の高い実力者でした。
中谷選手はそのモロニーを相手に、鮮やかなカウンターでKO勝ちを収め、WBO世界スーパーフライ級王座を獲得。

また2023年9月に対戦したアルヒ・コルテスは、戦績だけを見ると派手さに欠けるかもしれませんが、技巧派の実力者として評価されており、WBCスーパーフライ級の指名挑戦者に選ばれたほどの選手です。
中谷選手はこの試合で、冷静な戦術とスピードを活かしてフルラウンドを制し、世界タイトル初防衛に成功しました。

2024年7月に対戦したビンセント・アストロラビオは、過去にWBOバンタム級の暫定王座を争った経験もあり、フィリピン国内では強打のホープとして知られた存在です。
中谷選手はこの試合でも、そのディフェンス力と距離感のうまさで完封に近い勝利を収めており、単に「相手が弱いから勝てている」のではなく、自身の実力で強豪たちを封じていると言えるでしょう。

最後に2024年10月14日に行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチで戦った、ペッチ・ソー・チットパッタナですが、彼はプロ77戦でダウン経験が一度もない選手でしたが、中谷はこの試合で2度のダウンを奪い、6回TKO勝ちを収めました。

その前に戦った山内涼太やアンヘル・アコスタといった選手たちも、当時ランキング上位に位置しており、キャリアや戦績では「弱い」と評価できるものではありませんでした。

中谷選手の試合スタイルは、長身サウスポーとしての距離感を活かしながら、強烈なパンチを繰り出す戦略が特徴です。そのため、対戦相手は彼の攻撃を封じるのに苦労し、結果的に一方的な試合展開になることが多いです。

2025年2月に対戦したダビド・クエジャルとの試合では、3ラウンドで完勝し、バンタム級転向後の4連続KOを達成しています。このような試合結果が続くことで、「対戦相手が弱い」と誤解されることもありますが、実際には彼の圧倒的な強さが要因となっています。

中谷選手は試合でダメージをほとんど受けずに勝利することから、相手の実力が見えづらいというのも事実ですが、実際の対戦相手の質を見れば「格下ばかり」とは到底言えないですよね。



中谷潤人が苦戦した対戦相手は?ダウンしたことはある?


結論から言うと、中谷潤人選手が苦戦したと言えるほどの対戦相手はいません。
しかし、ダウン経験は1度あります。

それは、初代日本フライ級ユース王座決定トーナメント準決勝で戦った工藤優雅選手です。

3R終盤に工藤選手の右をもらい、人生初の試合でのダウン。

しかし、その後のラウンドは粘り強い工藤選手を押し切り、「2ー0」の判定勝ちしています。

ダウン経験はあるものの、前述したペッチ・ソー・チットパッタナ戦のように打ち合いとなり白熱した試合自体も少なく、打ち込まれてロープにくぎ付けになったり、パンチを浴びてふらつくといった分かりやすいピンチになる場面も今のところありません。

中谷潤人の対戦相手は弱い?に関するSNSの声

ここでは、中谷潤人選手の対戦相手は弱い?に関するSNSの声を紹介いたします。


SNSを見る限り、中谷潤人選手の対戦相手が弱い、井上尚弥選手や西田凌佑選手の対戦相手と比べると質が違うといった声がありました。

裏を返せば中谷選手は対戦相手の質も問われるチャンピオンになってきている、期待されているということが言えると思います。


2025年6月8日に予定されている西田凌佑選手との統一戦では、「今までで一番苦戦する」との予想もあり、簡単な試合にはならないと見られています。
中谷潤人選手の真価が問われる試合、過去1番盛り上がる試合になりそうなので、楽しみが止まらないですね!

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